【リスティング広告】広告文作成のポイント

リスティング広告】広告文作成のポイント

前の記事では、キーワード抽出・選定方法についてご紹介しました。
【リスティング広告】キーワードの抽出・選定方法やツールのご紹介

本記事では、キーワードと同様リスティング広告で成果を上げるためには非常に重要な要素の一つである広告文作成のポイントについてご紹介します。

広告文を作成するうえで大事なこと

まず大前提として広告文を作成するうえでは、検索ユーザーの視点に立ち、このキーワードで知りたいこと(ニーズ)は何か?を想像することが重要です。
ユーザーは自分が探している情報と関連性が高いと判断した場合に広告をクリックします。

Google曰く、

「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返すものである。」
引用元:さまざまな形式で提供できる便利な検索サービス

ということです。

これをリスティング広告に置き換えると、「ユーザーの検索キーワードに対して、適切な広告文を作成し、適切なページにリンクしてあげる」が重要となります。

そのためには、検索ユーザーの視点に経ち、キーワードごとのニーズを想像して、少しでもクリックを勝ち取る(クリック率が上がる)広告文を作成しましょう。

広告文の構成

リスティング広告の広告文は、
Yahoo!・Googleともに「見出し(タイトル)1」「見出し(タイトル)2」「説明文」「リンク先URL」「表示URL(パス1、2)」の5点セットで構成されています。

※2018年9月以降、Googleに関しては、見出し1・2に加え、「見出し3」、説明文に加え「説明文2」が設定できるようになっています。
ただし、「見出し3」と「説明文2」の表示・非表示については必ず表示される訳ではなく、設定しても表示されない場合もあります。

①見出し(タイトル)1:Yahoo!・Googleともに半角30文字以内
②見出し(タイトル)1: Yahoo!・Googleともに半角30文字以内
③説明文:Yahoo!半角80文字以内、Google半角90文字以内
④表示URL(パス1):半角15文字以内
⑤表示URL(パス2):半角15文字以内

※上記に加え、広告のリンク先URLを設定 例)https://reaxel.co.jp

広告文に登録キーワードを含めよう

クリック率を上げる方法の1つとして、広告文(見出し・説明文)に登録したキーワードを含めるという手段があります。
広告文や説明文に登録したキーワードを含めると、ユーザーに検索された際にボールディング(太字化)するため、視認性が向上するとともに、ユーザーは自分の探している情報と関連性が高いと判断すると考えクリックされやすくなります。

ただし、キーワードを含めることを気にするあまり文として成立しなくなったり、過剰にキーワードを詰め込みすぎたりしないよう注意してください。

登録キーワードを含んだ広告文を作成する上でのポイントは以下の通り。

①特に見出し(タイトル)1に含める。

②一般的なキーワードの場合は、文字数制限ギリギリまで使用し、視認性を最大化。
社名やサービス名などのブランドキーワードの場合は、情報を詰め込むよりも公式サイトと分かるようシンプルに。

③見出し1・2、説明文、パス1・2、広告表示オプションまでを1つの広告と考え、各要素間で極力重複した文言は回避する。

広告文の作成は競合他社の広告や自然検索の結果も参考に

広告文を作成する際は、自分で考えた広告コピーだけでなく、実際に検索エンジンで検索をしてみて、競合他社の広告文や自然検索の結果も参考にして作成しましょう。

これらを参考にすることで、自分では思いつかなかった訴求内容や表現を発見でき参考にすることができます。
ただし、競合他社の広告文をそのまま真似るのはモラルとしてNGなので、あくまで参考までにとどめておきましょう。

広告文作成時の注意点

広告文の作成には、Yahoo!・Googleともにガイドラインが設定されていますので、それらに準拠した形式で作成する必要があります。

例えば、根拠がないにも関わらず「業界No.1」や「最高」などの誇大表現をすることや、「!」などの感嘆符を多用するなどです。

従って、広告文を作成する際には過度な表現にならないよう、自然な形で登録キーワードを含めて作成するよう注意しましょう。
医薬品や化粧品、健康食品などは基本のガイドラインに加え、薬事法に準拠した表現である必要があるため、特に注意が必要です。

・Yahoo!プロモーション広告 広告掲載基準

・Google 広告ポリシー ヘルプ

1つの広告グループに複数の広告(3本以上)を登録しよう

1度の検索につき広告は1つしか表示されませんが、1つの広告グループに対し複数の広告を設定しておくと、GoogleやYahoo!の機械学習により、広告グループ内でより優れた良い掲載結果が期待できる広告を表示するよう最適化してくれます。

上記のように1つの広告グループに複数の広告が設定されている場合、ユーザーの検索語句に応じて、最も関連性の高い広告が表示され、質の高いクリックの増加が見込めます。

より優れた広告が優先して表示されることで、クリック率が上がる可能性が高くなります。

そのため、1つの広告グループに複数の広告を設定するようにしましょう。
設定する広告の本数については、1広告グループにつき3本以上設定することが望ましいです。

広告文の作成まとめ・ポイント

①広告文に登録キーワードを含める。(特に見出し1に含める)

②誇大表現は避ける、薬事法に注意する。

③広告文の作成時は、競合他社の広告文や自然検索結果も参考に検索ユーザーの
欲求とメリットを考える。

④ブランドキーワード以外の一般キーワードの場合、文字数は制限ギリギリまで使用する。
反対にブランドキーワードは、シンプルにブランドキーワードを含んだ広告文を作成する。

⑤見出し1・2、説明文、パス1・2、広告表示オプションまでを1つの広告と考え、各要素間で重複した文言を回避する。

⑥広告の本数は1広告グループにつき3本以上作成する。

以上となります。
上記を参考にクリックを勝ち取る広告文の作成に挑戦してみてください。

リスティング広告改善のためにチェックすべき11項目を詳しく解説した「アカウントセルフ診断シート」

関連記事

  1. プロモーション表示オプション

    【Google AdWords最新機能】プロモーション表示オプションの…

  2. 【事例】AdWordsの自動入札機能を活用で、CPA45%削減!

    【事例】Google広告の自動入札機能の活用で、CPA45%削減!

  3. 【リスティング広告】キーワードの抽出方法

    【リスティング広告】キーワードの抽出・選定方法やツールのご紹介

  4. BtoBマーケティング主要施策の成功のコツ大全

    BtoBマーケティング主要施策の成功のコツ大全

  5. 【リスティング広告】広告表示オプションの種類と使い方

    【リスティング広告】広告表示オプションの種類と使い方

  6. 広告の効果を向上するためのLP(ランディングページ)作成7個のポイント

    広告の効果を向上するためのLP(ランディングページ)作成7個のポイント…