上記のような場合だと、
タグがサイトに36本も入っていているため、広告投資に積極的そうだという推測ができ、加えて、DSPもリマケもFacebook広告もやっていることが分かります。
そこから、少なくとも「SEOに割ける予算も潤沢にありそうだ」、「リスティングのパフォーマンスには満足いってるのかな?」、「広告の効果測定はちゃんとできてるのかな?」という想像ができます。
さらに、上記に加えこれまでのWEBサイト上での振る舞い、ダウンロードした資料の種類、参加したセミナーの内容や競合他社のリスティング広告の出稿状況、、、等の情報も考慮し、相手のほしいもの=相手が課題に感じていて、解決したくてたまらないものを推測します。
例えば、データ解析系のセミナーに参加していて、且つリスティング広告に関するノウハウ資料をダウンロードしていれば、広告効果の分析に課題があるのかも知れません。
はたまた、広告効果の測定のためにデータを精緻に取得することに課題を感じているのかも知れません。
ここで強調したいのは、仮説は必ずしも1つである必要はないと言う事です。
上記のように、複数パターンの仮説を設計し、電話口の相手に順番にぶつけて探りを入れ、課題を特定していく作業に移ります。
3つほどぶつけたタイミングで何かしら針に引っ掛かる瞬間があるだろと思います。
逆にいくつかぶつけてみて、針にも棒にも引っかからない場合は、時間の無駄なのでそのテレアポは損切りしてさっさと次の架電に移りましょう。
針に引っ掛かっれば課題の特定は済んでいるため、後はそれを顧客と共有し、特定した課題を解決できる自社のソリューションを簡単に説明するだけです。
ここまでくれば、アポはかなりの高確率で取れると思います。
また、アポ当日も商談内容が既に明確になっているため、無駄な話をする必要なく、有意義な商談ができることでしょう。